kyotomedtrackandfield’s diary

ー京都大学医学部陸上部の公式ブログー

走っている人は皆偉い

 ご無沙汰しております。6回生のチューヤこと高橋です。

 

 まず初めに,ブログの投稿をサボり続けて申し訳ありません。どうしても題材にしたいことがあったので、書いていませんでした。ハーフ以上の距離の大会に興味がある人はぜひ最後まで読んでください。

 

 本題の前に、軽く近況報告です。

 陸上についてですが、部活に全く参加しておらず、後輩たちには申し訳なさを感じています。納得のいく記録を出した西医体が終わってから、コロナに罹ったり、卓球に時間を割いたりしているうちに、陸上に対する熱が完全に冷めてしまいました。Stravaで後輩の練習記録を見ると「部活に行かないとな~」と思いながら、色々と理由をかこつけてサボっております。後輩のペースメーカーとなって成長を見届けようと夏前は思っていたのですが、気づいた頃には時すでに遅しでした。

 陸上を休んでいる分、勉強に時間を費やしています。一応OSCEには合格し、一次募集にてアンマッチにならずに済みました。残りの3か月、国試に向けて勉強頑張ります。

 去年の先輩みたいに、1月前半くらいまで部活に参加したい気持ちは山々ですが、果たして練習に参加できるほどの勉強の進捗と陸上へのモチベーションがあるのだろうか…

乞うご期待です。

 

 

では、本題です。

 先日開催された横浜マラソンに参加しました。距離は勿論42.195km。ゴールした時に第一に思ったことは「馬鹿げている」でした。

 

 スタートラインに立つ2週間前から、何故こんな長い距離を走らなければいけないんだと延々と考え続けていました。

「30kmの壁とか本当にあるの?まやかしじゃないの?」
「キロ7で走ったら6時間以上かかってしんどいのにそれでも参加する人はいるけど、そんなにフルマラソンって魅力的なものなの?」

 こんな疑問の答えが知りたくなり、また、食わず嫌いはいけないし、今走らなければ一生フルマラソンに参加しないだろうと思い、走ることを決断しました。正直嫌だった。ひざを痛める可能性は99.9%でしばらく満足に歩けなくなる。スタートラインに並ぶまでずっと後悔した。

 

 いざ走ってみると途中まではあっという間。脚は若干痛いが何とかなるレベルで、楽しく走れていた。25km過ぎたあたりから歩き始める人がチラホラ。甘えるな。そんな意地張っている瞬間がおよそ60分だけ存在した。35km過ぎてから我慢できないほど膝が痛くなった。人生の中で骨折の次に強い痛み。強さでいうと8/10。キモすぎる。絶望した。

 結局1時間弱歩いてゴールした。ゴールに辿り着いた頃は膝が曲げられないほどの激痛だった。

 

 辛い思いをしてまで走るべきだったかと問われたら、Noと答えるだろう。
 ただ、後悔しているかと問われたら、それもNoである。

 記録としては満足なものではなかったが、フルマラソンを経験したことに価値があると思いたい。無謀だとしてもフルマラソンに挑戦しようとするだけで偉いし、5時間も6時間かかってでも走り切る人はもっと偉い。そう感じた大会だった。

 巷で言われているような当たり前のことを認識したに過ぎないが、今回のフルマラソンで経験したしんどさと絶望感は今後経験することは少ないだろう。

 

最後に当たり前のことを結論と称して終わります。

・長距離の初心者・中級者にとってはハーフマラソンがちょうどいいです。
・フルマラソンに出たい人はしっかり筋力をつけないと怪我をします。

将来的にフルマラソンに出たい人はしっかり練習しましょう。
(ちゃんと推敲していないので読みにくかったらすみません…)