kyotomedtrackandfield’s diary

ー京都大学医学部陸上部の公式ブログー

新年早々雑記

新年あけましておめでとうございます。

2回生の若井です。

 

この年末年始、忘年会や友人との外出、初詣などを除くと、ほとんど家に籠っていました。

家に籠ってただ漫然と自堕落な生活を送るのは、人間としてわずかに残った矜持が許さなかったので、暇な時間は読書をするようにしました。

しかし、我々デジタルネイティヴ世代、どうやら電子の海での方が生活しやすいようで。

集中して小説世界にのめり込めるようになるまでに随分と時間がかかってしまいました。

 

読書が日常に入ってくると、今まで日常に欠けていたものなんかも気づくようになりました。

自分の場合は飽き性が悪化して、一つのことをじっくり考える機会がなくなっていたなぁ……と。

2回生は少し勉強が忙しかったこともあり、目の前の事物をこなすことばかりに追われていたような気もしてます。

今までやってきたこと、やりたかったことの延長線上をひたすら駆け抜けてきたって感じの年でした。

 

今年は何か新しいことに挑戦する一年にしたいと考えています。何をしたいのかは未だに決まっていませんが、時間だけはあるのでゆっくりと考えていこうと思います。

もちろん陸上の方で手を抜くつもりは毛頭ないのでご安心ください。

陸上で今シーズンしっかり記録を残せるように精進していく所存ですので、よろしくお願いいたします。

 

一度綺麗にまとまりかけたのですが、このままだと妄言を宣っているだけの、内容が非常に薄いブログが生まれてしまうので、もう少し筆を進めたいと思います。お付き合いください。

 

小説を読んでいると、作者の教養の深さを感じる瞬間が度々存在します。

自分が好きな小説がちょっと古いものだったりするので、作中の時代設定が大正のものから昭和のバブル期まで色々あるわけなのですが、そこに出てくる人達は様々な角度から描写されます。まとう服装、洒落た自動車、住んでいる家の外観などなど……

そして私がいちいち言うまでもなく、これらは適切な知識を用いれば登場人物の性格を読み解けるモチーフになっています。

ひと昔前にはドルチェ&ガッバーナの香水で色々思い出してしまう歌がありましたが、あれもドルチェ&ガッバーナの香水を知っていれば、自ずと女性の性格が浮かび上がってくるようにできているシステムなわけです。

このように作者が散りばめたモチーフ(古典作品も結構多い)を見ると、作者の教養に対して敬意を抱くと同時に、モチーフにこめられた作者の挑戦的な感情を想像してしまいます。(恐らく心がひん曲がってるだけですが)

昔の人というのは自身がインテリであることに強い矜持を持っているものなのでしょうか?

幸いにして私の周囲の賢い人間にプライドを拗らせている人はいなさそうなのですが……

あるいはそういう人の方が後世に名を残す作品を仕上げるのかもしれませんね。

 

とりとめもなく長い話を書いてしまいました。

体調には気をつけて、良い一年の始まりをお過ごしください。