kyotomedtrackandfield’s diary

ー京都大学医学部陸上部の公式ブログー

これは2回生川島の浅はかな坂観を述べる欄になりますので読み飛ばしてもらって大丈夫です。

 

 

トラック以外の場所で走るとなると、多くの場合坂道は避けられません。そして坂には当然、上り坂と下り坂があります。下りばかりだといいのですが、スタートとゴールを同じ場所に設定すると、上りと下りの標高は厳密に同じになります。山あり谷ありです。

 

 

最近坂を走る際には、頑張らないということを意識しています。以下最近考えていることを書きますが、正解でもなんでもなく、寡少な経験に基づく不正確な記述を多く含むと思いますのでご注意ください。

 

まず上り坂ですが、最初は上りに差し掛かるまでの勢いで、力を抜いて行けるとこまで行きます。あとは腕をしっかりめに振って、そのリズムを活かして足を一番楽な場所に置くようにします。少しでも頑張らないように前に進んでいます。上り坂って頑張ってもしんどさの割にそこまで速くなった気がしないんですよね。これまで食べてきたものや精神的なものを消費して身体に重力の位置エネルギーを蓄えているんだと思って気持ちをもたせます。短い坂なら別のことを考えていたら終わっていることもしばしば。それでもしんどいものはしんどいので、峠に差し掛かった時の達成感は素晴らしいものです。

 

次に下り坂です。頑張らなくても進むので頑張りません。蓄えた位置エネルギーを余すとこなく運動エネルギーに変換するべく、重力に身を任せます。しかし、これは坂道以外でも言えることですが、楽をしようとするあまり歩幅を大きくして前すぎるところに足を置くと、前に進む身体にブレーキをかけることになり、エネルギーを無駄に使うことになってしまいかねません。しかもスピードが出る分怪我のリスクも高まり多分危険です。そうは言っても、これも坂道に限らずですが、後ろすぎるところに足を置くと、体の後ろで脚を巻いて前に持ってくる時間のロスがある感じがするので、好ましくありません。しっかりと地面から力が伝わる足の接地位置を探していかないとですね。頑張らなくても下に、前に、加速していく感じは楽しいので好きです。

 

ちょっと頑張りたいときは上り坂よりも下り坂で頑張るようにしてます。走ること以外にも言えるかもしれないですけれどもね。

 

 

ここまで読んでくださる人の中には坂道に興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれないので、そんな方には飛鳥ハーフマラソンという大会をご紹介したいと思います。名前から分かる通り約21.1kmのコースを走る会です。飛鳥というのは聖徳太子とかいうレベルの太古の日本で栄えていた奈良の土地で、今では自然豊かで風景の美しい場所となっています(貶してない)。2024年は、甘酒、柿の葉寿司、イチゴなどご当地のエイドが充実しており、地域の方々、子どもたちの応援などもあり、とても賑やかな大会となっていて楽しかったです。そして何よりも、坂がたくさんあります。坂がたくさんあります。詳しくは説明しませんが、是非調べてみてください。

 

 

皆さんも楽しい坂道ライフをお過ごしください。