kyotomedtrackandfield’s diary

ー京都大学医学部陸上部の公式ブログー

Stay Hungry, Stay Foolish

こんにちは、4回生の福島です!
更新ストップさせてしまい、ごめんなさい。

最後の最後まで締めの悪いキャプテンでしたね。毎度の練習の締めをサボってきた罰が当たったのでしょうか笑。
そんなことはさておき、本題にいきましょう。

今回のブログは幹部交代の挨拶ということで書かせていただきます。
やりきった感に浸ってダラダラ書てたら、ただの自己満足日記になってしまいました。やらかしておりますが、お時間ある方読んでいただけるとうれしいです。
*部員は"伝えたいこと"だけでも読んでもらえたらうれしいです。

 

 

1年間をふりかえって

まず、この1年を振り返らせてください。

みなさんにとってはどんな1年だったでしょうか。
僕にとって、この1年は手がかりのない中でずっと試行錯誤の繰り返し、とても長かったです。(まあ、終わって振り返ったらあっという間に見えるんですけどね。)

 

2020年3月末に活動が停止して以来、やっと大学側から活動再開を許されたのは8月19日。(実は7月に活動再開が許されたのですが、その後すぐに禁止になり、結局そのときは活動できませんでした)
僕は9月に入ってもずっと部活できないんだろうなって思って実家で悠々と過ごしていたところでした。なので、そこから慌てて先輩がつくってくださったガイドラインをもらったり、体調チェックのやり方どうしようとか考えてフォームつくったりし始めました。

 

それで最初の活動は9月10日。鴨川河川敷からのスタートでした。このとき来た部員はなんと6人。さあこの6人は誰だったでしょう?
このときはガイドラインが今よりもずっと厳しくて、「こんなガイドライン守ってまで部活したい人いったい何人いるんだろうか」なんて思ってたのでまあこんなもんですよね。

 

8月から調整を始めた農Gがやっと使えるようになったのは10月に入ってから。
ガイドラインのテスト、意外と難しくて大変でしたね。ご協力ありがとうございました。 

最初の10月13日に使ったのは3人。あの広い農Gに医学部陸上部員3人だけの写真なんてもう撮りたくないです笑。

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このとき農Gが使えたのは平日の昼休みだけだったので、まあこれも仕方ないですよね。

 

それからしばらくはずっと鴨川での練習がメインでした。
でも、ライト買っても暗かったり、不整地で怪我のリスクもあったりで、思いっきり走ることができず、グラウンドでできたらなあってみんな思ってたと思います。
だから、たまに西京極行ったりもしたけど、やっぱり遠いし、来る部員が二桁いったら万歳みたいな日々が続きました。 

そんな中でも、新入生がやっと入れるようになったり、記録会に出られるようになったり、少しずつ前に進んでる感じはありました。
でも、やっぱり部活に来る人は来るし、来ない人は来ないしが続くのがすごく怖かったです。3月までは部活の士気も高まって、とても上がり調子だったからこそ、一度ブランクが空いて戻ってこれない部員がいるかと思うと寂しくて、それがすごく嫌でした。

だから、多少無理やりでも、意味があったかは分からないけど、月末ミーティング開いてもらったり、ランニングを共有するアプリ紹介したり、オンライン忘年会やってもらったりして、なんとか一度は一つになっていた部活を保つことはできないかとやってみました。

 

2月に入って、ようやく平日の夕方に農Gで活動できるようになりました。春休みだからということで、お昼の時間以外にも使えないかとお願いしてOKをもらえたからです。ここから久しぶりに顔を出してくれる部員が増えてきて、やっぱり農Gで練習できるっていいなって満足してたのは僕だけでしょうか。

 

「春休みが終わればまた鴨川か」って思ったりもしたけど、でも、やっぱり農Gが使えないとダメかって思って、なんとか平日の夕方にグラウンドを使わせてもらえないかと全学さんにお願いしました。全学さんは週に2回も使える時間をくださったって、感謝しかありません。
結果的に、曜日は変わりましたが、4月以降も農Gを使わせてもらえたのはよかったと思います。

 

4月になって、新歓ではたくさんの新入生が入ってくれました。念願の女子プレイヤー、部員一同、喜んでいたはずです。

個人的には、長距離に未経験者がたくさん来てくれたのがうれしかったです(先日、新入生がみんな長距離にとられてしまったと愚痴をこぼされました笑笑)。
正直、上回生が病院のガイドライン上、一緒に活動できないことを考えると、僕と生地くんで二人っきりかな、なんて思ってたので、後輩がたくさんできたこと、うれしかったです。

あと、未経験の新入生が多かったので、自分が陸上を始めたときのことを思い出したりして、どんな練習から始めたらずっと陸上続けられるかなとか考えるのが新鮮でした。 

やっぱり、毎年思うけど、新入生入ると部活の雰囲気変わるなって思います。
今年の1回生はみんな明るくてすごく楽しそうに練習に来てくれるし、長距離は大学から始めた1回生がこんなにがんばってるのを見て、先輩のやる気がアップしたのは間違いないと思います。

 

4月に西医体の中止が決まり、今年もこうして大会がなくなっていくのかなと思っていたら、関医対も中止。結局今年もダメか、と残念で仕方なかったです。

僕は今まで2回、西医体に出たことがありますが、普段の記録会とは違って、1つの大きな目標になったし、大会に出ることも応援することも、とても楽しかったです。
だから、普段練習ができるだけで十分ではあるけど、何か代わりにできることはないかといろいろ考えました。もうこれしかないって思って考えた企画も結局こうなりましたが。

 

でも、毎回練習に行ったらみんな練習に来てくれて、そんな中でキャプテンを終われたこと、それだけで十分です。毎回部活に行くのが楽しみだったし、楽しませてもらいました。正直、1年前、こんな部活になるとは思ってませんでしたから。

 

伝えたいこと

最後に伝えたいことが2つあります。
説教臭くなってしまいますが、大事だと思います。

 

活動ができることは”あたりまえ”ではない

1つ目は、今こうやって活動ができていることをあたりまえに思わないでほしい、ということです。

週2回、練習する時間と場所があって、行けば一緒に練習できる部員がいること、決してあたりまのことではありません。そのあたりまえのことをあたりまえにするために、たくさんの人が関わっていること、忘れないでください。

練習の度に感謝しろとまでは言いませんが、どうかよろしくお願いします。

 

あたりまえに思ってもらえるって、すごくうれしいことなんですが、その大切さやありがたさには、失って初めて気づくことが多いのではないでしょうか。失う前にそのことに気づいてもらえたらうれしいです。

 

部員であるならば、積極的に参加しましょう 

2つ目は、部員であり続けてほしいということです。

この部活はあまり縛りとか強制とかなくて、部員名簿に名前があるだけだったり、グループラインに入っているだけだったりが許されてしまいます。しかし、部員名簿に名前があることと、部員であることは全く別のことではないでしょうか。

 

部活という組織は、一部の誰かだけで成り立つものではありません。
陸上部はこれまで、部員1人1人がそれぞれ支え合うことで成り立ち、成長してきましたと思います。

みんなそれぞれ得意なことや苦手なこと、できることとできないこと、あるはずです
でも、絶対に自分でもできること、自分だからできること、あります。
だから、自分が部員としてできることを見つけて、積極的に部活に参加してほしいです。

キャプテン1人ではほんとにたいしたことはできません。
キャプテンのようなリードする人と、それを支える人、両方がいて初めてできることがあります。
僕自身、部員から支えてもらえたこと、強く感じました。

 

だから、部活のことを誰かに任せきりにするのではなく、部員の1人として、次期キャプテン木下くんを先頭にこの部活をつくっていってほしいと思います。

 

自己評価

この1年間、どんな部活にしたいとかあまりはっきりイメージできないままでしたが、どんな思いだったのか、振り返ってみました。

 

どんな状況でも活動を継続する

まずはどんな状況でもできる範囲内で活動を継続することを目指しました。

一度活動が禁止されて、農Gも使えなくなってしまったので、まずは練習場所を探すところからでした。
だから、たとえ少なくても、部活に行きたいと思ったときに部活をする機会を用意すること、それが目標でした。

始めは鴨川だったけど、そのときの状況でできることを少しずつ増やしてった結果、今の形に落ち着いたのかなって思います。

 

できるだけ多くの部員に戻ってきてもらう

次の目標は、より多くの部員に行こうと思ってもらえるような場所にすることでした。

大会や記録会に出れなかったり、鴨川で満足に練習できなかったりで、多くの部員のモチベーションが低下していることは明らかでした。そうすると、やっぱり部活に来る部員と来ない部員とで別れてしまう気がして、部活がバラバラになるのがすごく怖かったです。

コロナ前の部活の一体感が忘れられなくて、コロナ前に来ていた部員に1人でも多く、戻ってきてもらいたい、というのがありました。
その点では、やっぱり、農Gで活動が続けられているのは大きいことかなって思います。こうして農Gが活動ができていると、諦めなくてよかったなって思います。

あとは多少強引に練習や大会に誘ったこともありましたが、その点はお許し願います。

 

レールを敷く

それから、ある程度軌道に載せて、次の代に渡したという思いもずっとありました。

自分がもらったときは、コロナ前とは全然状況が違って、リセットされたような感じでした。
やっぱりコロナはしばらく切り離せない状況がしばらく続くかなと思ってはいたので、たとえ前のような形に戻ることはできなくても、ずっと存続するような部活にしたかったです。

新しいことをするのは大変だと思ってたし、だから、少なくともそのまま引き継げば続けられるような形にして渡したかったです。

 

1年前は、どこまでできるか全然わからなかったけど、ここまでできたことに僕は満足してます。自己評価甘いでしょうか?笑

 

最後に

今までは自分の競技のことばかり考えていたので、部活全体のこととか、部員1人1人を大切にしようと思ったのは初めての経験でした。

キャプテンとして、また、部活として、たくさんの壁にぶち当たった1年だったと思いますが、その壁を乗り越える度に、僕自身も、また部活も、成長できたように思います。

1年間、この部活を嫌いになることなくキャプテンとしての任務を全うできたのは、みなさんのおかげです。本当にありがとうございました。

 

僕自身ははやり残したことはないと思ってますが、とは言っても、僕が苦手だったこと、僕ができなかったこと、あると思います。
木下くんならきっと僕ができなかったことやってくれるはずです(決してプレッシャーかけてるわけではありません笑)。

陸上部がこれからますます成長するのを楽しみにしています。

 

これにて幹部は退きますが、今度は別の立場で、医学部陸上部を支えさせてもらいます。
GARMINももらってしまったことですし、競技面でもより一層努力しますので、どうぞご期待ください。
これからもよろしくお願いします。

僕の大惨事、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

P.S. 1

1年間どんな思いでキャプテンをしていたのか表すいい言葉が思いつかなくて、”Stay hungry, stay foolish.”を使わせていただきました。
調べればいろいろ出てくると思います。

P.S. 2

写真があったら少し華やかになるかなと思って、いつも1枚載せてるので今回も1枚。
海なし県民にとって海は憧れです笑。

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