kyotomedtrackandfield’s diary

ー京都大学医学部陸上部の公式ブログー

練習と本番

こんにちは、2回生の井伊です。

部活が一部再開したみたいで、嬉しいですね。私は行けない身なので少し残念ではありますが、練習がどんな感じだったかとか感想などが聞けたら嬉しいな、と思ったりです。

私の大学はほぼ全部対面授業が始まって、実験など諸々を友達と一緒にできるのは楽しいし質も上がるし、よかったなと思うのですが、その反面レポートに追われすぎて嫌になりそうです。前回のブログで余裕を持つことは良いですね、などと書いていたにも関わらず、もう既に水が溢れそうになっております。

前置きはこの辺にしておいて、タイトルにしている「練習と本番」について書こうかなと思います。

 

練習

練習は何のためにするのか?もちろん良い結果を出すためではあるが、本番スタートラインに立ったときに「これだけ練習してきた」という自信を持って緊張しないようにするため。

 

これを高校の時に顧問の先生だったか先輩だったか、どなたかに聞いてから私の中でずっと生き続けているんです。最近これを痛感した出来事があったので、それについてです。

私事で恐縮ですが、実は私、たまに少しバイオリンを弾いたりしているんです。このコロナの自粛期間にコンクールなるものに出場してました。(ちなみに、今回出たコンクールは高校IHで例えると、25傑はすっ飛ばして京都IH、近畿IH、全国IHのように段階があるものなのですが)8月に予選があって、つい先週、本選が終わりました。残念ながら最終の全国大会まで進出することはできなかったです。

 

予選では、自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃ練習したので全く緊張せず、それまでの練習の中でも1番良い演奏が本番でできました。本選でも、予選のとき以上の練習時間をとっていたので、鼓動の速さも通常通りで手も震えておらず、物理的には緊張状態になかったのですが、自分の満足のいく演奏ができませんでした。コントロールが効かず、頭と体がバラバラだったんです。本番特有の「魔」ってありますよね。それに負けました。

 

ただ、このコンクールは審査員の先生方の点数によって合格不合格が決まるのですが、点数的には、全国大会に行くのにあと2.3点だったのです。本番が終わったときの手応えで予想したほど悪い結果にはなりませんでした。最初に書いた通り、「練習した」と自信を持って言えれば緊張はしないし、ある程度練習してれば、体がある程度勝手に動いてくれるんだなと感じました。でもせっかくの本番なら頭と体を一致させてしっかりコントロールし、満足のいく本番にしたいですよね。ではどうしたら本番で力を発揮できるのでしょうか。きっとこれには答えはないし、今後本番というものを踏んで行くならば、ずっと抱える課題なんだろうなと思っています。

 

本番

他の出場者は音大生が多かったのですが、彼らを見ていると安定感が抜群でした。彼らと私の圧倒的な違いは場数、今まで踏んできた本番の数があまりにも違うんです(もちろん技術も私は彼らの足元にも及びませんが、)。技術を磨くための練習だけではなく、本番のための練習、「魔」に打ち勝つ練習というのも必要なのかもしれません。入試のための模試があるように、公式試合のための練習試合があるように。場数を踏むということは、本番のための練習が本番である機会が増えるということなのかなと思いました。そう思うと、上手くいかなかった本番が悪いのではなく、いい経験なんだと捉えて、それを繰り返していくうちに本番特有の「魔」に打ち勝って、力を発揮できる本番が来るのではないかなと期待できちゃいますね。そうは言っても本番一発で成功すると良いなと思うのが普通ではありますが。これは今回はとりあえず目を瞑っておきましょう。

 

ここまで冷静に分析して書いているように見えるかもしれないですが、内心めちゃくちゃ悔しかったです。それでもこれから様々な本番はすぐやってくるし待ってはくれないので、とりあえず練習の力を信じて頑張りたいなという所存です。

 

と、練習と本番というテーマはちょっと陸上にも繋がるところもあるかもしれないなと思って書きましたが、大した内容にはなりませんでしたね。最後は決意表明的なものになっちゃいました。

何が言いたかったのかと言われると特にはないのですが、最近強く思ったことの羅列でした。

 

 

制限が多い日々ですが、はやく完全再開できる日が来ることを願ってます!

 

次は生地くんです!