kyotomedtrackandfield’s diary

ー京都大学医学部陸上部の公式ブログー

大切なことはいつも‥

幹部終了ということでブログを書きます。4回生の廣川です。時が経つのは早く、そのことに最近驚いてばかりですが、今冬も短短のメニューは作ることになるそうです。11月1日に帰国するのですが、それまでに、今冬短短でやる予定の人は回生の数分(2回生なら2個)ドリルを考えておいてください。冬季練習で使います。

何を書くか凄く悩んだ結果、ここには話す内容とは別の無難なことを書こうと思います。(笑) 高校生の時から僕はかなり面倒見がいい方らしいです。(先生によると) その中の一人の後輩の話をしたいと思います。

その子はあまり、運動神経がいい方ではなく、運動も中学生から始めたっぽい子で、2つ下の後輩でした。跳躍パートで一緒に練習していたのですが、記録は5m半そこそこで先生も周りもその子自身もおそらく、大会で活躍するとかそういうことはあんまり期待していなかったと思います。
僕は自分で面倒見がいいとは思わないのですが、やりたいならとことんやろう、やる気がないならもういいじゃん、という今のスタイルをその頃から確立していたので、練習には真面目に来ていた彼にももちろんいろいろアドバイスしていました。しかし、特別なにかしたかと言うわけではありません。
そして、その子は僕が引退する大会で公認記録で6m(誰も予想しない大ベスト)を跳んでしまいます。僕ももちろんビックリしたのですが本人もビックリ&嬉しいといった感じで、とても感謝してくれました。卒業のときにわざわざ握手しに来てくれるくらいで、僕は逆に少し申し訳ないくらいでした。(笑)

このとき、別に僕はいいコーチだったわけでもなく(たまたまいいアドバイスをしてたかもですが(笑)) 、そんなに懇切丁寧に教えていたわけではないですが、彼にとってはおそらくいいコーチで感謝もしてくれたのではないかと思います。
つまり、いいコーチとかいい先生とかっていうのは自分が勝手に作るもんであって、絶対的なものはないのです。教え方の上手い下手はあるでしょうが、その人が学ぼうと思えば誰からでも学べるのです。逆に、自分では大したことではないと思うことでも人のためになることもあるのです。

つまり、自分の行いには常に気は抜くなよ誰が見てるか分からんぞ、ということなのですが(笑)、これが成立するには一つ条件があります。参加すること、自分で動くことです。少なくともその後輩は練習に来ていたから学んで跳べたわけです。

陸上部の活動から陸上の技術を学ぼうが、人生の教訓を学ぼうが、人の面白い話を聞こうが勝手ですが、参加しないと始まりません。なので、落ちの教訓としては、とりあえず練習に来てみよう、です。(笑)

本当に大切だと思うことはミーティングで言いました。他言無用と言っちゃったのでもう話は聞けないですね。ほら、練習に来ないと何も始まらないのです。(笑)