kyotomedtrackandfield’s diary

ー京都大学医学部陸上部の公式ブログー

天体観測に行こう!

新三回生の西上です。ブログサボってたので多めに書こうと思ってます。陸上のこととか、部活のこととか、コロナのこととかはみんなが書いてくれるので割愛。最近部活に行ってるのでみんな仲良くしてね。この前腰を痛めたのですが、なんとかモチベーションを保ちたいです。

 

天体観測に行きましょう!

実はわたしは京大の天文同好会(KUALA)の幽霊部員で、サークルの友達とかから観望地の情報を集めて天体観測によく行っています。例えばこのまえはこと座流星群があって、3日間連続で車を走らせました。この記事を読んでくれた人で、星に興味を持ってくれた人は、ぜひ一報くれればいつでも車をいつでも出します。

 

みなさんは星座が好きですか?京大に多い、お受験で中学に入った人なんかは星に詳しかったりしますが、好きかどうかはよく知りません。星の魅力はなんといっても、美しいところであり、感動できることであり、何時間でも眺めていられるところであり、会話がいらないことであり、星座の位置を把握したら夜空が読めるようになるところであったり、惑星なんかにもロマンを感じられるところでもあります。この辺り全部が魅力です。たぶん人間が肉眼で見ることができるものの中で最も遠方にある物体が星だと思います。それだけでもなかなかなロマンを感じませんか。

 

①綺麗な景色が好きな人へ

満天の星空は本当に美しいです。例えば鴨川なんかでも、よく晴れていれば十分な星が見られると思います。ただ、ぜひ田舎へいってほしい、というか連れて行きたいです。私は天体観測のために本当に光の少ない地域に行きます。一番遠いところで言うと奈良の山奥まで4時間ほどかけて、他にも高速を飛ばして志摩に行ったり、京都の最北端に行ったり、近場でも琵琶湖の北方に行きます。そもそも私は運転が大好きなのですが、それにしてもこんなに時間をかけて遠くまで行く理由は、ずばり、あまりに天球の美しさに差があるからです。

例えば奈良の山奥の中でも、西側は微妙です。なぜかというと、大阪の明かりがあまりに強く、100kmくらい離れていても明るさを感じてしまうからです。私が行った中で最も美しかった空は、ダントツで知床です。知床の場所を思い浮かべてみてください。南に北方領土、東には太平洋、北にはオホーツク、西にある最も近い都市は網走ですが、それなりにはなれている上に、そこまで発達していません。去年の9月に道東旅行をして立ち寄った知床ですが、あんんなにありありと天の川を見ることができる場所は、日本国内では本当に少ないでしょう。9月は夏の大三角がバッチリ見える時期なのですが、他の星の煌めきでそれすらも隠れてしまうほどで、声も出ない美しさでした。「星空 きれい」とかで画像検索をかけると夜空の写真が出てきますが、どんな写真もお話にならないほどずば抜けて綺麗でした。

加えて、私は景色の写真があまり好きでは無いです。その場でその景色を見て、その匂いを嗅ぎ、その風を寒いなとか思いながら感じること全て、さらに視覚情報も併せて、直接の記憶が圧倒的に勝ると私は考えているのですが、それならば写真を撮っている暇などありません。そんな理由もあって、景色を綺麗と感じることのできる人は、ぜひ山奥や海沿いに行ってください。ちょちょっと調べれば個人のブログで天体観測地の紹介をしてくれているページが多数あります。

 

②綺麗な景色が特段好きなわけでは無い人へ。

 

上で色々書いたことに色々詰まっているので、ぜひ一度行ってみてください。それでなお微妙だったなあなど思ってしまった方は、仕方ないかなと思います。

ただ、知識の探究が純粋に好きな人は、星空の挙動の予想がある程度立てれたり、星座を利用して夜空を星の集合ではなく、まとまりのあるものとして把握してみたり、そういったことにも楽しさを感じるはずです。わたしも景色とこれと両面好きなので、ぜひやってみてください。

また、カメラを持っている方、あなたは星を見に行くしかありません。その美しさたるや、という話です。あまり暗くなく、見える星が少ないような場所でも、カメラが感受する光量を最大にして、長時間置いておくと美しい夜空の写真が撮れます。この点に関しては、写真もいいものだなと言わざるを得ないですね。

 

色々言いましたが、言葉ではなかなか伝えにくいものです。天体観測はコロナのリスクも低いし、今もってこいだと思います。ぜひ一緒にいきましょう。